Innovators Under 35 Japan

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350人以上の候補者から選ばれた、日本発の14人のイノベーターたち。

特別賞

  • ISID賞

    提供:電通国際情報サービス

    大西 鮎美

  • 審査員からのメッセージ

News

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IU35 Japan Summit
in Nihonbashi

「Innovators Under 35 Japan Summit 2022 in Nihonbashi」では、Innovators Under 35 Japan 2022の受賞者たちを称えるとともに、本年度の受賞者によるプレゼンテーション、過去受賞者と審査員の方々と編集部によるトークセッションなどのプログラムをご用意しています。また、サミット本編終了後は受賞者との交流の機会も設けています(参加には別途パーティチケットが必要です)。
テクノロジーを使ってよりよき未来を作るためのイノベーションの可能性について話し合う機会です。ぜひご参加ください。

  • 日時

    2022年12月15日(木) 15時〜19時

    場所

    室町三井ホール
    (東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号
    COREDO室町テラス3階)

    金額

    会場参加:無料/懇親会:5,000円
    オンライン配信:無料

  • 内容

    特別講演
    トークセッション
    授賞式/受賞者プレゼンテーション
    懇親会 ※詳細はPeatixでご確認ください。

    主催
    MITテクノロジーレビュー[日本版]
    運営:株式会社角川アスキー総合研究所
    協賛
    三井不動産株式会社、X-NIHONBASHI、
    株式会社電通国際情報サービス
    協力
    株式会社紀伊國屋書店、
    一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・
    ネットワーク・ジャパン

12/15(木)15:00より配信予定

詳細・チケット購入はこちら

世界の重要課題にテクノロジーで挑む「IU35」イノベーターを発掘するグローバル・アワード。

Innovators Under 35(35歳未満のイノベーター)は、才能ある若きイノベーターたちを讃え、その活動を支援することを目的とした、MITテクノロジーレビュー主催の世界的なアワードです。1999年に始まり、過去20年以上にわたって優れたイノベーターたちを毎年選出してきました。

MITテクノロジーレビューが考えるイノベーションとは、新しい技術の開発または既存の技術の創造的な応用によって、グローバルな課題解決に取り組むこと。Innovators Under 35の狙いは、向こう数十年間の未来を形作る独創的なイノベーターたちを発掘・紹介することにあります。

Innovators Under 35 Japanは、その歴史あるグローバル・アワードのローカル版の1つです。超少子高齢化と労働人口の減少、社会インフラの老朽化など、多くの社会課題を抱える日本から、テクノロジーによる課題解決に貢献する人材を発掘し、世界へと発信していくことを使命としています。

日本版の受賞者はグローバル版の候補者としてノミネートされるほか、MITテクノロジーレビューのWebサイトや雑誌誌面で活動内容を継続的に伝えていきます。

大学、スタートアップ企業、大企業、政府機関、非営利団体などに属する研究者、技術者、起業家、活動家等、世界を変える意欲と才能あふれるイノベーターの応募をお待ちしています。

理論およびミッションに関する宣言

Judges

審査員

Process

選考スケジュール

  • 1

    応募

    応募理由や応募分野、リファレンス(推薦人)など、必要事項を専用の応募フォームに入力して提出。

    8月15日締切
  • 2

    事前審査

    応募者が基準を満たしているか、事務局で確認。通過者にのみ、活動内容説明書やリファレンス・レター(推薦状)などの追加資料の作成・提出を依頼します。

  • 3

    専門家審査

    MITテクノロジーレビュー(グローバル)が定める世界共通基準に則り、該当分野の国内の専門家が審査を実施。

  • 4

    決定

    専門家審査の結果をもとに、MITテクノロジーレビューが受賞者を決定し、本人に通知。

  • 5

    発表

    プレスリリースおよびMITテクノロジーレビュー[日本版]Webサイト、InnovatorsUnder35.com(グローバルサイト)にて受賞者を発表。

    11月下旬予定
  • 6

    授賞式

    「Innovators Under 35 Japan Summit」(都内で開催予定)にてトロフィーを授与。受賞者にはショートプレゼンを実施していただきます。

    12月予定

Requirements

応募要項

応募期間
2022年6月20日〜2022年8月15日
募集分野
  1. コンピューター/電子機器:量子コンピューター、IoT機器、VR/AR機器、カメラ、ディスプレイなどのデバイス等
  2. ソフトウェア:OS、ミドルウェア、アプリケーション(スマホアプリ含む)、ブロックチェーンなどの暗号技術等
  3. インターネット:インターネットを利用したサービス、Webサイト、および関連技術等
  4. 通信:5G、通信衛星、量子ネットワーク、放送関連技術、光伝送技術等
  5. AI/ロボット工学:機械学習/深層学習などのAI技術、産業用/家庭用ロボット、自律運転車等
  6. 輸送/宇宙開発:人工衛星、宇宙船の開発/運用、宇宙探査、宇宙利用サービス、物流、ドローン等
  7. エネルギー/持続可能性:風力/太陽光発電、小型原子炉、蓄電池、冷暖房、淡水化、バイオマス等
  8. 医学/生物工学:再生医療、遺伝子治療、医療用センサー、インプラント、義肢、脳インターフェイス、遺伝子組換え作物等
応募対象
大学、スタートアップ企業、大企業、政府機関、非営利団体などに属する研究者、技術者、起業家、活動家等。
2022年12月1日時点で35歳未満(1987年12月2日以降生まれ)の方。
求める人物像
新技術の開発や、既存技術の創造的応用によって、グローバルな社会課題の解決に取り組んでいる人。特に、社会的インパクト、創意工夫、大胆さ、適時性の4要素を兼ね備えた人物を求めています。
詳しくは、「応募者向けFAQ]」も参照ください。
応募方法
専用の「応募フォーム」から応募者本人が応募。
※別途、「情報提供フォーム」からの他薦も受け付けています。その場合も、最終的には本人による応募が必要です。
選考方法
応募者本人およびリファレンス(推薦人/2名)が提出した書類をもとに、MITテクノロジーレビュー(グローバル)が定める世界共通基準に則って、該当分野の国内専門家(専門機関の研究者、大学教授など)が審査を実施。最終的にはMITテクノロジーレビューが受賞者を決定。
注意事項
本サイトからのエントリーは日本版へのエントリーとなります。グローバル版へのエントリーではありません。
日本版の受賞者はグローバル版に自動的にノミネートされます。
海外在住の日本国籍を有する方、日本国内在住の外国籍を有する方とも応募が可能です。
日本版の応募情報、応募書類はすべて日本語で提出ください。
受賞後に年齢や経歴などに事実と異なる内容が発覚した場合、受賞を取り消すことがあります。
その他、応募にあたってのご不明な点は「応募者向けのFAQ」を参照ください。

Advisory Board

アドバイザリー・ボード

  • 河瀬 誠
    エムケー・アンド・アソシエイツ代表/立命館大学経営管理研究科(MBA)客員教授
  • 遠藤謙
    Xiborg 代表取締役[IU35グローバル版2012年受賞者]
  • 鈴木淳一
    電通イノベーションイニシアティブ(電通グループ)
    プロデューサー
  • 城戸 彩乃
    sorano me 代表取締役社長
  • 金野 徹
    バンダイナムコエンターテインメント取締役
  • 春日 伸弥
    アイティーファーム
    ジェネラルパートナー
  • 笹川 真
    電通 ソリューション開発センター クリエーティブ・ディレクター
  • 佐々木俊尚
    作家・ジャーナリスト
  • 宮内 諭
    エムスリー AIラボ/
    m3.com 編集
  • 三宅陽一郎
    日本デジタルゲーム学会 理事
  • 林 伸彦
    公認会計士/MIT Venture Forum of Japan 理事
  • 川島・ロメインさわか
    日本MIT会会長
  • 曽山明彦
    ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン常務理事

Sponsors & Partners

協賛・協力

  • 三井不動産株式会社
  • X-NIHONBASHI
  • 株式会社電通国際情報サービス
  1. 株式会社紀伊國屋書店
  2. 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン

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ご興味のある企業のご担当者は以下の資料をダウンロードの上、ご検討ください。

IU35 Japan 2022スポンサー資料

ABOUT
US

『MITテクノロジーレビュー(MIT Technology Review)』は1899年に⽶国マサチューセッツ⼯科⼤学によって創設された、世界で最も歴史と権威があるテクノロジー誌です。
⽶国版の読者層は、その8割超がテクノロジー部⾨の責任者であり、6割が経営層に読まれています。
⽇本版は株式会社KADOKAWAの⼦会社である株式会社⾓川アスキー総合研究所が⽶Technology Review Inc.とのライセンス契約のもと、2016年10⽉から会員制Webメディアとして運営しています。

Innovators Under 35 Japan 2022

森川博之
(東京大学大学院工学系研究科 教授)

  • 森川博之(東京大学大学院工学系研究科 教授)
  • テクノロジーは経済の構造を過酷なまでに変えていきます。COVID-19で今まで当然と考えていた土台が崩れ落ち、未来を先取りしたデジタル社会の壮大な実験が始まり、デジタルシフトが加速しています。後戻りすることなく、デジタルシフトを加速し、社会や産業や経済の仕組みそのものの再定義を進めていかなければいけません。将来を深く洞察し、新しい社会や事業の構築につなげておられる受賞者の皆さん、すばらしいです。おめでとうございます!

渡辺美代子
(科学技術振興機構 シニアフェロー)

  • 渡辺 美代子(科学技術振興機構 シニアフェロー)
  • すばらしい活躍をされている若きイノベーターの存在を、多くの方々と共有できるのはとてもうれしいことです。この受賞を機会として、受賞者にはさらに高く、遠くまで羽ばたいていただき、多くの人が幸せを感じる新しい時代をつくってほしいと願っています。これからのご活躍がますます楽しみです。 

浅川智恵子
(日本科学未来館館長/IBMフェロー)

  • 浅川智恵子(日本科学未来館館長 IBMフェロー)
  • 現在、私たちは気候変動をはじめとした地球規模の課題や、誰一人取り残さない社会を目指した様々な課題に直面しています。今回受賞された皆さんが、これらの困難な課題解決につながる技術開発や事業化に取り組まれていることを知り、大変感銘を受けました。皆さんが力を合わせることで、今後の地球・社会はより良いものになると信じています。これからもぜひチャレンジを続けてください。

中島秀之
(札幌市立大学 学長)

  • 中島秀之(札幌市立大学 学長)
  • 最近の日本の教育界を見ていると「誰一人取り残さない」とか「教育の質保証」とか、底上げのスローガンばかり目立つ。底上げ自体は悪いことではないのだが、これは同時に平均値への集約、すなわち最大値の抑え込みを意味している(数少ないが、これを示すデータもある)ことに気づいている人は少ない。そのような現状にもかかわらず、世界に羽撃こうとしている若者がたくさん存在していることを知って大変うれしく思う次第である。

松尾亜紀子
(慶應義塾大学理工学部 教授)

  • 松尾亜紀子(慶應義塾大学理工学部 教授)
  • Innovators Under 35、日本発の若き才能あるイノベーターたちを心から讃えたいと思う、おめでとう。先の見えない世界情勢は続いているが、新しい才能は目覚め、育っていることを実感できる本受賞である。「日本から世界を変えるイノベーションは起きるのか?」古い世代は疑問を持ちながら日々を憂うが、若き才能に憂いはない。そのことを強く思い知らされた機会であった。日本発のイノベーション、心待ちにしたいと思う。

所千晴
(早稲田大学理工学術院 教授
東京大学大学院工学系研究科 教授)

  • 所千晴(早稲田大学理工学術院 教授 東京大学大学院工学系研究科 教授)
  • 本年度もエネルギー、資源、環境、持続可能性に関連したさまざまな視点からの提案が集まり、大変興味深く審査させていただきました。その中でも、それぞれの卓越したアイデアや技術をもって、いつまでに、どのように、どのような世界を変容させていきたいのか、それが明確に伝わった方々が受賞につながったのではないかと思います。受賞者の皆様、おめでとうございます。

Takashi Kiyoizumi
(カリフォルニア大学サンディエゴ校JFITエグゼクティブマネージャー)

  • Takashi Kiyoizumi(カリフォルニア大学サンディエゴ校JFITエグゼクティブマネージャー)
  • 医学・生物工学の部門の審査をさせていただきました。応募いただいた方々は皆さんそれぞれの分野ですばらしいお仕事をされており、審査をするのにとても嬉しくも頭を悩ませました。35歳という年齢は単なる数字に過ぎなくて、35歳以下の方も35歳以上の方も益々グローバルにご活躍されることを心より応援しています。このような審査の機会をいただき、感謝に堪えません。どうもありがとうございました。

玉城絵美
(H2L, Inc. CEO/琉球大学工学部 教授)

  • 玉城絵美(H2L, Inc. CEO/琉球大学工学部 教授)
  • 世の中にあふれる「課題」と「常識」は、ここ数年の加速的な情報共有によって「制約」となっています。その「制約」に、強固な学術的エビデンスで、テクノロジーで、圧倒的なサービスで、挑戦するイノベーターが存在していることは、世界の大きな喜びです。このアワードで発掘されたイノベーターが、「制約」を打ち破り、新たな「課題」と「常識」を生み出してくれることを期待しています。受賞おめでとうございます。

暦本純一
(東京大学大学院情報学環 教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長)

  • 暦本純一(東京大学大学院情報学環 教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長)
  • この度は受賞おめでとうございます。審査の過程で、候補者の方々の、先端技術と社会のニーズをつないでいく様々な活動を見させていただきました。皆さんが造っていく未来が、より豊かなものなると信じて、とても楽しみにしています。

荒井朋子
(千葉工業大学惑星探査研究センター 主席研究員)

  • 荒井朋子(千葉工業大学惑星探査研究センター 主席研究員)
  • 受賞者のみなさま、おめでとうございます。宇宙開発や深宇宙探査は、従来の官主導型から、民間主導の新たな潮流が生まれています。そして、人類の活動領域が地球を飛び出し、月そして火星へと拡がろうとしています。このような時代の転換期には、従来の価値観にとらわれず、柔軟な発想で積極的に変革に挑戦していくことが重要です。才能と意欲にあふれるU35のイノベーターたちが、しなやかに、そしてしぶとく新しい時代を切り拓いていかれることを期待しています!

江守正多
(東京大学未来ビジョン研究センター 教授/国立環境研究所地球システム領域 上級主席研究員)

  • 江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター 教授/国立環境研究所地球システム領域 上級主席研究員)
  • 環境・エネルギー分野では、受賞された西田さん、勝山さんのように、マテリアル等の分野で世界的に注目される成果を上げている若い研究者が日本から何人も現れてきていることに驚きました。惜しくも受賞を逃した候補者の中にも、社会の常識を変える素晴らしいアイデアと取り組みを見ることができました。彼らは気候変動の影響をより強く受ける世代でもあります。自らの手で持続可能な未来を切り開く、さらなる挑戦に期待しています。

森川博之Hiroyuki Morikawa

東京大学大学院工学系研究科 教授

1987年、東京大学工学部卒。博士(工学)。2006年、東京大学教授。モノのインターネット/ビッグデータ/DX、クラウドロボティクス、無線通信システム、情報社会デザインなどの研究に従事。OECDデジタル経済政策委員会(CDEP)副議長、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)会長、Beyond 5G新経営戦略センター長、総務省情報通信審議会部会長、情報社会デザイン協会代表幹事など。著書に『データ・ドリブン・エコノミー』『5G』など。

渡辺美代子Miyoko Watanabe

科学技術振興機構 シニアフェロー

東京理科大学理学部物理学科卒業、東芝総合研究所研究員として半導体の研究開発を担当、理学博士。カナダダルハウジー大学ポストドク、アトムテクノロジー研究体研究員、英国バーミンガム大学研究員、東芝研究開発センター材料応用技術センター長、同研究開発センター技術管理部門長、東芝イノベーション推進本部経営変革統括責任者を経て、2014年より科学技術振興機構副理事、2022年から同機構シニアフェロー。2018年より内閣府STEM Girls Ambassador。このほか過去に、日本学術会議第24期副会長、World Science Forum組織委員などを兼任。

浅川智恵子Chieko Asakawa

日本科学未来館館長
IBMフェロー

東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程を修了、工学博士。小学生時代のけがが原因で、中学2年で失明。1985年に日本IBM東京基礎研究所入社後、デジタル点字編集・共有システムを開発。1997年、世界で初めての実用的な音声WEBブラウザー「ホームページリーダー」を開発。2009年、IBMフェロー。2013年、紫綬褒章受章。2014年から米カーネギーメロン大学IBM特別功労教授。2018年、米国IBM T.J.ワトソン研究所に転籍。2019年、全米発明家殿堂入り。2021年4月に日本科学未来館の館長に就任。

村井純Jun Murai

慶應義塾大学 教授

工学博士。1984年日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。1988年インターネット研究コンソーシアムWIDEプロジェクトを発足させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。内閣官房参与、デジタル庁顧問、他各省庁委員会主査等を多数務め、国際学会等でも活動。2013年ISOCの選ぶ「インターネットの殿堂(パイオニア部門)」入りを果たす。「日本のインターネットの父」として知られる。著書に『インターネット』(岩波新書)他多数。

中島秀之Hideyuki Nakashima

札幌市立大学 学長

1983年、東京大学大学院情報工学専門課程修了(工学博士)。通産省工業技術院電子技術総合研究所に入所後、産総研サイバーアシスト研究センター長、公立はこだて未来大学学長、東京大学特任教授を経て、2018年4月より現職。株式会社未来シェア取締役会長。2019年10月「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞を受賞。

玉城絵美Emi Tamaki

H2L, Inc. CEO
琉球大学工学部 教授

人間とコンピュータの間の情報交換を促進することによって、豊かな身体経験を共有するBodySharingとHCI研究とその普及を目指す研究者兼起業家。2011年に手の動作を制御する装置PossessedHandを発表しTime誌が選ぶ50の発明に選出。2012年にH2L,Inc.を創業し、UnlimitedHand, FirstVRなどの製品を発表しサービスへと展開。2020年国際会議AugmentedHumanにて、近年で最も推奨される研究論文として表彰。

暦本純一Jun Rekimoto

情報学者
東京大学大学院情報学環 教授
ソニーコンピュータサイエンス研究所 フェロー・副所長・京都研究室ディレクター

世界初のモバイルAR(拡張現実)システムNaviCamを1990年代に試作、マルチタッチの基礎研究を世界に先駆けて行うなど常に時代を先導する研究活動を展開している。現在は、Human Augmentation(人間拡張)をテーマに、人間とAIの能力がネットワークを越えて相互接続・進化していく未来社会ビジョン Internet of Abilities(IoA)の具現化を行っている。日本ソフトウェア科学会基礎科学賞(2014年)、ACM UIST Lasting Impact Award(2014年、 2017年)などを受賞。

松尾亜紀子Akiko Matsuo

慶應義塾大学理工学部 教授

津田塾大学学芸学部数学科卒業。名古屋大学大学院工学研究科航空工学専攻修了、博士(工学)。1995年、慶應義塾大学理工学部機械工学科助手、2001年より同助教授、2008年より同教授。専門分野は圧縮性流体力学、燃焼工学、コンピュータシミュレーション。日本航空宇宙学会、日本機械学会、日本流体力学会、日本燃焼学会、日本ガスタービン学会、火薬学会において理事を歴任。日本航空宇宙学会では2020年4月より第52期会長を務め、2020年8月に「宇宙ビジネス共創委員会」を立ち上げた。

荒井朋子Tomoko Arai

千葉工業大学惑星探査研究センター
主席研究員

東京大学理学部地学科卒業、同大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は月惑星科学。大学院在学中、NASA JSC及びUCLAに留学。学位取得後、宇宙開発事業団(現JAXA)にて、国際宇宙ステーション(ISS)や月探査衛星の開発に従事。国立極地研究所、東京大学総合研究博物館を経て現職。ISSからの流星観測プロジェクト『METEOR』及び日本の次期小惑星探査計画『DESTINY+』の主任研究者。2013年に米国南極隕石探査に参加。2014年に小惑星22106Tomokoaraiが命名された。

所千晴Chiharu Tokoro

早稲田大学理工学術院 教授
東京大学大学院工学系研究科 教授

1998年、早稲田大学理工学部卒業。2003年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)取得。早稲田大学助手、専任講師、准教授を経て、2015年より早稲田大学教授。また、東京大学生産技術研究所特任教授を経て、2021年より東京大学教授。早稲田大学ダイバーシティ推進室長。日本学術会議第三部会員、「学術の動向」編集委員長。化学工学会、粉体工学会、環境資源工学会、エコデザイン推進機構理事。JX金属株式会社社外取締役。JST未来社会創造事業研究代表。

江守正多Seita Emori

東京大学未来ビジョン研究センター 教授
国立環境研究所地球システム領域 上級主席研究員

東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長等を経て、2021年より地球システム領域副領域長。連携推進部社会対話・協働推進室長を兼務。2022年より東京大学未来ビジョン研究センター教授/国立環境研究所 地球システム領域 上級主席研究員。専門は気候科学。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次および第6次評価報告書主執筆者。

Takashi KiyoizumMD, PhD

カリフォルニア大学サンディエゴ校日本センター・The Japan Forum for Innovation and Technology (JFIT) Executive Manager
Kiyoizumi Advisory LLC, マネージングディレクター

慶應義塾大学医学部卒。ハーバード大学医学部外科フェローを経て、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院卒。医学博士および経営学修士。ボストンの医薬品ベンチャーにて事業開発・戦略企画担当の副社長を歴任し、田辺三菱ファルマのアメリカ法人であるTanabe Research Laboratories, USA の社長に就任。2001年にはMediciNova, Inc.をスピンオフとして創立しCEOを歴任、同社を株式上場する。 2006年よりエンジェル投資家として、サンディエゴを中心にベンチャー投資活動を開始。神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科招聘教授。カリフォルニア大学アーバイン校、京都大学、北海道大学等のアドバイザーを兼任。

畠 賢一郎Kenichiro Hata

再生医療イノベーションフォーラム会長

広島大学歯学部卒業。名古屋大学大学院博士課程で口腔内再建に用いる培養口腔粘膜の研究に従事、実臨床医療を行いながら再生医療の世界に進む。2002年名古屋大学医学部附属病院遺伝子再生医療研究センター助教授。2004年株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング取締役、2017年、同社代表取締役社長執行役員就任。わが国初の再生医療等製品の事業化に取り組む。2015年日本ものづくり大賞、内閣総理大臣賞受賞。現在、上記に加え、日本再生医療学会理事、日本医療研究開発機構(AMED)プログラムオフィサー、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団理事など兼務。